2008年8月31日日曜日

チキンラン

名作「大脱走」のアードマン風パロディ。

SNNの目標クオリティをどこにするか、いろいろと迷っていて資料を探しています。
その一環として、最近、アードマン作品をみています。
Aardman Studioは天才クレイアニメーター・ニックパークの所属する、イギリスのクレイアニメのスタジオです。
学生のころに作成を開始した、「ウォレスとグルミット」シリーズで頭角を現した彼は、作る作品作品オスカーをとりまくってます。
もともと、僕はアードマンの作品の顔がいけすかなかったので、ほとんどみたことがなかったのですが、ほんと後悔しました。

すげー面白い。。。
ちくしょー、この天才め・・・。
大脱走が好きな人はぜひみてください!あの名シーンがみごとにパロディになっています。

そして、あのAardman特有のむかつく顔もだんだんかわいくみえてくるのが不思議です。
やはりアニメーターの作るキャラクターは、動くと途端にかわいくなりますね。
PIXARなんかも、毎回、ポスターなんかのキャラクターをみると、おもしろくなさそうなかんじがしますが、実際みてみると、めちゃめちゃかわいいです。
対して、日本のキャラクターは止まった絵が一番よく見えるかんじがします。
2Dのイラストが先にあるかんじがして、動いても、それほどかわいくないのが対照的です。
PIXARやAardmanの世界的成功をみると、3Dの作品はやはり動いてかわいいのがいいきがしますが、これは僕がアニメーターだからのひいきめなんでしょうか。

そして、キャラクターが実に実に個性的です。例えば、今回出てくるロッキーというキャラは、まさにヤンキー!なんで鳥なのにアメリカ人にみえるのかはほんとに不思議です・・・
スティーブも動いてかわいくなるとよいなあと、チキンランはいい参考にさせていただきました。

動きのほかに、すごいなぁ、と思ったのが音楽の使い方とライティングです。
実に素晴らしいです。
どうすればああいうのができるのか、もうさっぱりわかりません。
うう、やっぱりどうすればいいかさっぱりわからんくなってきた・・・



P.S.
Aardmanはニックパークが作ったとかいていましたが、違いました。
チキンランのメイキングによると、チキンランの共同監督のピーターロードとデイビッド・スプロクストンが16歳(!)のときに作ったスタジオだそうです。
ちなみにニックパークは17歳のときにつくった作品がBBCで放送されています。
この天才どもめ・・・

2008年8月24日日曜日

「不気味の谷」を越えた? Image Metrics社のフォトリアルなCGアニメ

Facial Captureに関する記事です
ターゲットもいらない、普通のビデオカメラで撮って、キャプチャーする会社のデモです。
映像をみるとどうも、手でキー打ってるようにみえるんですが、ほんとに自動でできるんでしょうか。まーでも、そうかいてあるし、そうなんでしょう。

「不気味の谷」を越えた? Image Metrics社のフォトリアルなCGアニメ
Image Metrics←TOPのムービーは、最後、突然叫びだすので注意。心臓に悪いぜ

P.S.
やっぱり、(少なくとも一部は)手で調整しているみたいです。
効率的な問題で、全部ということはないとは思いますが。
というか、僕だったら一部自動化をためさずにはいられない。

キャプチャーというか、映像を元に表情のアニメーションを付けるサービスを提供している会社のようです。

2008年8月21日木曜日

いろんなカメラ

いろいろな最新のカメラシステム(リモコンカメラ)を提供している会社のサイト。
ロープウェーにカメラが付いた、スパイダーカムや、ラジコンカーみたいなカメラがあります。
ギャラリーでその映像がみれるけど、スパイダーカムの映像は気持ちいい!
テレビ見ててこれどうやってとってるんだろー、空撮かなー、にしては安定してるし近いよなーと思ってたのは、こいつだったんですね。

http://www.sjpinc.jp/equipment

2008年8月18日月曜日

2008年8月14日木曜日

モーションコントロールカメラ マイロ MILO



今日はモーションコントロールカメラのマイロについて教えてもらったのでメモ
まず大前提としてCGのカメラの移動情報がまんまモーションカメラにいくのではないらしい。ひとつには、動いてるものなのでどうしてもキュッととまれなかったりする。もうひとつはだいたいがフルキーで打ってるのではなくフレームをモーション側で任意に抽出してその感のカーブを補完するのでカーブがCGのシュミレーションと全くあうわけではない。
さらにマイロの場合そのフレームの位置合わせも目合わせに近いのでさらに外れていく。またマイロでフルキーうつのはかなり時間かかるとのこと。
マイロは国内ではイマジカとどっかの大学ぐらいしかもってない。
そんなマイロのいいところは姿勢制御に長けていること。カメラを固定したままアームの向きを変えられるので、
よし!こっからまっすぐ引くぜ!となったときもきれいにまっすぐひくこともできる。あとカッコいい

追加
モーションカメラ姿勢制御とカメラの位置把握に優れているが、CGのデータを移植しようとするとその制御キーは手打ちなので再現力に乏しい。(あらかじめMILOのCGデータをつかってシュミレーションしとくと違うかも)
イマジカの一般的なレンタル費用は、基本機材とテクニカルオペレーター3名、輸送費、セッティングを合わせた基本料金が1日あたり90万円。

ドーリー(レール)の移動は「2m/秒」、主軸の回転は「30度/秒」の速さで動作するらしい。手持ちのカメラの動きを記憶して、何度も同じ動きをすることができるので、役者あわせのカメラワークもできたりする


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追記
現在ではimagicaは取り扱いを停止し、imagicaでmiloをオペレートされていた方が、独立されて(株式会社MOLIcule mocomiloの業務を引き継いでいるそうです

miloをオペレートしている動画

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参考ページ
imagica内のMILOの説明ページ  (imagicaさんは取り扱いを辞めたそうです。リンク先もとぎれています)
株式会社MOLIcule moco(imagicaでmiloをオペレートされていた方が、独立されてた会社)

2008年8月13日水曜日

SNN 一話 音編集

むしあついですねー。
ところで音編集ですが、Y田君に同期のMAで働いている方を紹介してもらって、やっていただけることになりましたー。わーい。
ふたつ返事でやってもらえることになり、とてもありがたいです!うれしい!やったー!
なんていい人なんだ!
そういうわけで、わが社のMA室に入ったわけですが、すげー快適空間。
編集室より広い!
なんかミュージシャンのPVとかでみたことあるかんじです。
いいなーー。
久しぶりに、ポスプロで働いてよかったと思えました。

そんな快適空間で、
いろいろお話を聞いたら、30分ぐらいでできそうということでした。びっくり!
そのまま、さわりの部分をちょっとだけやってもらえました。
途中でミキサーの方に仕事が入って中断したのですが、つづきは今度やってもらえることになりました。

ありがたや、ありがたや!

2008年8月12日火曜日

読書 文明崩壊

マヤ文明やモアイ像を生んだイースター島などの崩壊した原因を検証しながら、現代の環境問題をわかりやすく知ることができる本です。


「銃・病原菌・鉄」に続きまたもや、ダイヤモンド教授の幅の広すぎる知識を見せ付けられました。
なにしろ、モンタナの農業にはじまり、イースター島、マヤ文明、バイキング、ルワンダ虐殺、江戸時代の日本、現代中国、石油メジャー、鉱山産業と圧倒的な知識量です。
WEB上でもいろんな人がレビューしていますね。
最後の、「環境問題を解決するのはテクノロジーではなく、政治的な決断なのだ」という言葉がに、はっとさせられます。

とにかく、文明が崩壊すれば、こんな車では生き残れませんな。。。そもそもガソリンがないもの・・・

同じ著者の書いた、なぜ西洋文明が発展し、先住民が圧迫されたのかについての本
この本はほんとにほんとに、オススメです。目から鱗。

2008年8月9日土曜日

SNN 一話 仮録

一話の録音いってきましたー
場所は練馬のスタジオ、スタジオCLEFで、ミキサーさんがとてもてきぱきしてて助かりました。

いやー、声優陣はみんな素晴らしいの一言!
飛び入りで参加お願いした方もいて、いい雰囲気の中で、録音することができました。

よーし、こちらもがんばらなくては!

まずは、編集だ!

2008年8月8日金曜日

ぽにょつづき

誤解されると困るので、かいときますと、
ぽにょの映画がつまらない映画だったというわけではなく、
僕が、この映画のターゲットでなかっただけです。
(メインターゲットである子供がみてもおもしろいとはおもえないし、そういう話もききますが)
ので、僕がいくらあんなのつまんないっていっても、作り手は特に気にしないでしょうね。

それが、もう、お前は子供じゃないんだ、お前のための映画なぞ、おれはつくらん!
といわれているようで、なんだかさびしくなった気がしました。

2008年8月7日木曜日

ぽにょ

崖の上のぽにょ
みてきました

結論から言うと、ぽにょはかわいい、けど感動はない。

作品の全体に漂うのは、じじい感
じいちゃんが、孫にこびてるんだけどずれているっていうか

おじいちゃんが、孫にWIIがほしいっていわれているのに、セガサターンかってきちゃったかんじ。
それで怒ってる孫をみておろおろしてるような、
もう、孫がなにしてもかわいいってかんじなんですよね。
しかし、
あー、宮崎さんも外れることがあるんだなぁという、この新鮮な印象を受けたことで、逆に宮崎さんの凄さをかんじました。
スピルバーグだって、毎回面白いわけじゃないのに、初めてはずしただなんて・・・
そんなのは宮崎さん以外にはPIXARしかありません・・・。しかもあっちは監督なんにんかいるのに。

初めてだなんて、
すごすぎる。化けものだ・・・